本作の単行本の帯や著者後書きで上品に強調され、キャッチフレーズとしても「元祖マネキン漫画」となっていた通り、一部の他媒体で本作の薄味な真似としか思えない、設定まで同様のマネキン実写ギャグが発表され、関連書籍がそれなりに売れたりなんかしたことは、作者とスタッフにとって何かやな感じであった。
マネキン写真漫画であるタク坊シリーズが始まったのは'96年末のことであり、明らかにあの似た風なやつより早いのだが、何せこのタク坊シリーズが掲載されていたのは増刊号であって、回数としても年に三回程度の地味加減。結局、本作の単行本がやっと発売されることになった'03年には、まるでこちらの方が真似?みたいに思われそうな状況となってしまっていた。あゝ苦々しい。
採録元の回は「タク坊の鍋奉行」と題されているエピソード。鍋の材料を買いに出たはずのパパ(マネキン)だったが、その途上で漢方薬店の閉店セールに出くわし、トカゲの開き、セイウチのキンタマなどの精力系素材を買い込んで帰宅、鍋の材料については何も買って来なかった。
罵るタク坊(マネキン)の声も気にしないパパは後のことが楽しみで仕方ない。 |